豊後水道往復 2社乗り比べの旅 - 1
フェリーさんふらわあ
《さんふらわあ ぱーる》の新船室体験
2016年9月17〜18日 神戸六甲⇒大分
■乗船します
15分ほど並んでチェックインを済ませ、2階の待合室へ。座る場所はほぼ埋まっている。三連休とはいえ、これほど賑わっているフェリー乗り場を見た記憶がない。喜ばしいことではある。
ここで、本来なら発船19時50分の1時間前から乗船開始となるところ、「潮が高く、タラップがかかりにくいため乗船開始が遅れる」旨のアナウンスが。後で調べると、この日はちょうど大潮で、しかも19時33分の満潮に向けて潮位が上昇中のタイミングであった。結局予定より10分ほど遅れて、19時ごろ乗船が始まった。
乗り込んでみての第一印象は、思っていたよりもきれいでインテリアのセンスもいい、ということ。就航後7年ということだがまだめだった傷みもなく、これなら快適に過ごせそうだ。
昼食が満足に取れていなかったので、まずは夕食をすませてから、デッキで出港風景を眺めよう・・・と思っていたが、船室に荷物を置いてからレストランに来て見ればすでに長蛇の列。乗船開始が遅れたこともあり、これでは出港に間に合わない。とりあえず空きっ腹のまま急いで風呂で汗を流し、缶ビールを購入してデッキに出ると、すでに繋留ロープははずされ、本船は静かに岸壁を離れつつあった。
ターミナル3階の乗船口。
長い搭乗橋を歩くことはなく、
ほぼまっすぐ船内へ進みます
パーサーはじめスタッフの出迎え。
右端に少し写ってる人は誰?
答えは後ほど。
乗船早々、レストランは長蛇の列。
活気があるということはいいことだが
今から並んで食べていては出港風景を
デッキから眺められない!!
しかたがないので先にお風呂。
乗客が多く、内部を写すチャンスが
ありませんでした
定刻19時50分に出港。
20時発の「つくし」のデッキからは
ライトを振って見送ってくれる人が。
こちらも手を振って答礼
船旅ってロマンチックですよねえ。
お月さまも見送ってくれてます、
でもなにやら雲行きが怪しい
それもそのはず、明日は雨!
九州には台風16号が接近中です
出航を見届けてからレストランへ。
欲張りバイキングにビール。
食べているうちに明石海峡を通過。
箸を休めて窓越しに一枚
シメはゆかりご飯とお味噌汁。
■お目当ての「プライベートベッド」をチェック!
いよいよ、今宵の宿「プライベートベッド」のお話を。いわゆる「2等寝台」クラスにあたるが、最近の新造船ではお馴染みの階段式で上段ベッドへ楽に出入りできるだけでなく、テレビやアメニティの充実が図られており、このクラスの設備面ではいま最も進んでいるといってもいいかも知れない。
ただし、価格もそれなりのもので、他社の北九州航路なら同程度の出費でシングルの個室に泊まれる。
それでは、中央通路を進んで6804号室へ!
チェックインして受け取る乗船券(上)。
さらに相部屋のドアはオートロック式
のため、使い捨てのカードキーも
一緒に渡される(右)
6階のフロア図。指定された6804号室は中央通路後方の右舷側に
案内図通りに進んでお部屋を発見
カードキーを差し込んで解錠。
部屋を出る時に忘れると、同室の
人が戻るまで廊下で立ち尽くす
ハメになります(筆者経験済み)
もとツーリストクラスの大部屋を改装し、
上下各5ベッド、計10ベッドを効率よく
配置。(写真ピンボケです)
着替え用スペースとコインロッカーも
完備
私のベッドはここ。
温かみと質感のある内装です
相部屋ながら、ベッドごとに
テレビや空調吹き出し口が完備
リモコンやイヤホン、照明類。
写っていませんがタオルや歯ブラシも
備わっています
■船内風景・設備
プロムナードで始まったジャグリング。
乗船時の写真に写ってた人です(5F)
メイン階段。2本のらせん階段が
組み合わさったユニークな構造(5F)
ゲームコーナーは不夜城。(5F)
インフォメーションコーナー。
航路図には往年の寄港地である
松山がそのまま残されています(5F)
大きな一枚鏡の洗面所
トイレは当然シャワー式。
少々ちらかってますが・・・
大浴場の終了後もシャワー室が
使えます
売りのひとつ「ウィズペットルーム」は
6Fの最後尾に6室。一般客室とは
区画が離れていて鳴き声が漏れない
乗ったら一度はやらずにはおれない
マッサージ機(6F)
週末に乗るといろいろあるようです。
営業努力していますね。
展望デッキは悪天候で閉鎖に。
とはいえ、そんなに揺れるほどの
荒天ではありませんが
(C) KIXLOCAL(Takashi Kishi) all rights reserved, 2016 .
kakko